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葬儀のいろは
2022.06.24

お墓参りでの線香のあげ方|浄土宗の作法とは?

浄土宗はいわゆる鎌倉仏教の1つで、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることを大切にしています。派生した宗派である浄土真宗は、古くからの決まりごとにあまりとらわれない宗派として有名ですが、浄土宗は比較的ルールに厳しい宗派です。では、線香をあげる時はどうすればいいのでしょうか。今回は、浄土宗の方がお墓参りをする際の、線香のあげ方の作法を解説します。

【目次】
1. 浄土宗は真ん中に1本立てるのが基本
2. 複数でのお参りは故人に近い人から
3. 線香の扱い方の注意点
4. まとめ

1. 浄土宗は真ん中に1本立てるのが基本

浄土宗では、香炉の真ん中に線香を1本立てるのが基本です。ただし、常識の範囲であれば複数本立てても構いません。1本~3本程度で好きな本数を立てるといいでしょう。

なお、浄土宗から派生した浄土真宗は、線香のあげ方が独特であることで知られています。浄土真宗では、1本の線香を香炉の大きさに合わせて2~3本に折り、束ねた状態で火をつけ、燃えている側を左にして横に寝かせるのです。これは古くから用いられてきた「常香盤」という香炉の使い方を模したものであり、浄土真宗の本山では現在も常香盤が使われています。そのため、浄土宗でも線香を折って寝かせようとする方がいるかもしれませんが、浄土宗と浄土真宗はルーツが同じであるだけで、あくまでも別の宗派です。

祈る気持ちさえあれば、それほど細かい作法を気にする必要はありませんが、やはり浄土宗では線香を立てるのが望ましいでしょう。

2. 複数でのお参りは故人に近い人から

お墓参りは、家族や親族と連れ立って複数で行うことも多いと思われます。この時迷いがちなのが、線香のあげ方や順番です。複数の人がいる場合は、どのようにあげるのが正しい作法なのでしょうか。

まず、自宅の仏壇で線香をあげる場合を考えてみましょう。先に解説した通り、浄土宗では香炉の真ん中に線香を1本立てるのが基本です。また、複数の人が線香をあげる時は、故人に近い人から順番に行います。そのため、まずは最も故人に近い人が真ん中に線香を立て、あとの人は1本目の周辺に立てていくことになるでしょう。しかし、お墓は仏壇と異なり、灰を入れた香炉が設置されていることはまずありません。大抵は、口の小さな線香立てを使用することになります。そのため、真ん中に立てるということは物理的に不可能なので、故人に近い方から順に線香を立てていくだけで構わないでしょう。線香立てが複数あるなら、1ヶ所だけにまとめて入れるのも、複数に分散させるのも自由です。

また、お墓参り用の線香は、束の状態で市販されていることが多いと思われます。これは、参拝者全員に少しずつ配って使用しても構いませんし、代表者が束の状態で入れても問題ありません。浄土宗の教義では、「南無阿弥陀仏」と心を込めて唱えることが最も重要なので、線香よりもそちらに気を使うのが望ましいのではないでしょうか。

3. 線香の扱い方の注意点

お墓参りで線香をあげる際は、宗派ごとの作法に加えて、常識として守らなければならないこともあります。特に、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

線香に息を吹きかけない

線香やろうそくの火に息を吹きかけて消すのは、仏教ではやってはいけないこととされています。なぜなら、人間の息は汚れたものとされており、仏様に捧げる線香やろうそくに吹きかけるのは失礼に当たるからです。線香の火は、手で扇ぐか軽く上下に動かして消しましょう。

線香は燃やし切る

お墓にお供えした線香は、途中で火が消えるとゴミとなって残ってしまいます。そのため、最後まで燃やしきることが重要です。特に、線香を束の状態であげる場合は、包み紙を取り除いて空気が通りやすくするといいでしょう。天候が悪そうなら、線香やろうそくの火を消して持ち帰ることも検討してください。

4. まとめ

浄土宗の線香の立て方は、比較的スタンダードな部類です。お墓の清掃をしっかりと行い、一般的なマナーを守ってお墓参りをすれば、特に困ることはないと思われます。心を込めて「南無阿弥陀仏」と唱え、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えてください。

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