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葬儀のいろは
2021.11.16

自筆証書遺言のメリット・デメリットの解説

いざ遺言書を書こうと思っても、どのような形で書くかという点で悩むこともあるでしょう。遺言書の書き方には様々な方式があり、それぞれで法的効力を得るための要件が異なり有効性も変わってきます。なお、その中の一つであり一般的に用いられるのが自筆証書遺言です。自筆証書遺言とはどのような遺言書のことで、どういった特性をもつものなのでしょうか?
今回は、自筆証書遺言の基本とともにメリット・デメリットについてご紹介します。この記事を読んでいただくことで、自筆証書遺言の全容を詳しく知っていただけます。

【目次】
1. 自筆証書遺言とは?
2. 自筆証書遺言のメリット
3. 自筆証書遺言のデメリット
4. 今回のまとめ

1. 自筆証書遺言とは?

やはり、遺言書は初めて書く方がほとんどでしょう。となれば、そもそも自筆証書遺言をご存知ない方も多いと思います。そこで、まずは基本的な情報をご紹介して参ります。
さっそくですが自筆証書遺言とは、その言葉通り被相続人が直筆で書き記した遺言書のことです。主には、被相続人が一人で気軽にかけるといった特徴が挙げられます。
自筆証書遺言が効力を有するための要件は、日付や名前を含む全文の自筆と押印が必要となります。逆にいえば日付や名前が記載されていなかったり、被相続人以外の人物が代筆したものと判断されたりした時点で法的効力は失われます。なお、保有財産を記す財産目録に関しては自筆である必要はありません。
そのほかの書き方に関しても厳格な決まりはなく、縦書きと横書きのどちらも許され、用紙も書けるものであれば何でも用いることができます。
ただし文字を書くものにおいては、文字の薄れや改ざんのリスクから鉛筆は避ける方が良いとされています。ちなみに遺言書の方式には普通方式と特別方式があり、自筆証書遺言は前者に該当します。そして普通方式には、自筆証書遺言のほかにも公正証書遺言や秘密証書遺言といった種類が存在します。
遺言書

2. 自筆証書遺言のメリット

自筆証書遺言の概要は知っていただけたと思います。ではこの方式をとる場合、肝心のメリット・デメリットには何が挙げられるのでしょうか?まずは利点についてご紹介します。

手軽で費用もかからない

自筆証書遺言は一人で手軽に書けるだけでなく、ほかの普通方式と違い費用もかかりません。なお、ほかの普通方式では被相続人以外に公証人や証人が必要になるうえ、公証役場に遺言書を提出しなければいけないため費用が発生します。
一方の自筆証書遺言では、自宅の自身が把握できる場所に保管すれば良いため費用は一切かからないのです。つまりは、自筆証書遺言ならば被相続人だけで遺言書の作成を完結させられるのです。また自宅に保管できることから、不備が生じた際の書き直しも簡単に行うことができると言えます。

内密に作成・保管できる

前述の通り、自筆証書遺言は作成から保管までを一人で行えます。そのため自分以外の人に内容を伝えたり、遺言書を預かってもらったりすることも一切ありません。このことから相続人に悟られることなく、遺言書の内容や存在する事実も全て自分一人の胸にしまっておくことができるのです。とはいえ遺言書の存在は明かしておく方が、相続人同士でのトラブルは抑えられるでしょう。

3. 自筆証書遺言のデメリット

前項で挙げた利点がある一方で、自筆証書遺言には次のような欠点が挙げられます。

紛失してしまう可能性がある

自宅であるがゆえに、部屋の模様替えなどの際に遺言書の保管場所を忘れてしまい、紛失してしまうことがあるかもしれません。紛失してしまえば、書き直したい箇所があっても書き直すことができなくなるほか、相続人が無事見つけてくれるのかと不安になってしまうでしょう。とはいえ手間は生じてしまいますが、この場合は遺言書を再び作成することで対処は可能になります。
実は遺言書は複数作成しても問題はないのです。ただし有効になるのは日付が最も新しいものとなるため、日付の記載漏れには注意しなければいけません。

検認が必要になる

検認とは裁判所で遺言書を開封してもらうことをいい、正しい形で書かれているかどうかの確認とともに、改ざんや処分などを防止するために行います。内容を公証人が確認する公正証書遺言を除き、遺言書を正式な書類とするためにはこの検認が必要となるのです。
なお欠点とする理由は、検認には多くの手続きと期間を要することになるためです。相続人の負担になってしまう点で、やはりマイナスな面であると言えるでしょう。ちなみに、検認によって遺言書の内容が直ちに適用される訳ではなく、そのあとで相続人による話し合いが行われ決められる形となります。

4. まとめ

今回は、自筆証書遺言のメリット・デメリットを中心にご紹介しました。自筆証書遺言は、被相続人が自筆して作成する簡易的な遺言書のことでした。そして、この方式をとる利点には手軽で費用がかからない点、内密な作成と保管ができる点が挙げられ、欠点には紛失してしまう可能性・検認が必要になる点が挙げられました。要するに自筆証書遺言は簡単に作成が行えるものの、確実性に欠けるほか相続人への負担が生じてしまうものであります。遺言書は効力が発揮されなければ意味がありませんし、相続人にさらなる負担をかけてしまっても自身に不安が残る形となってしまいます。遺言書を作成する際は、ぜひこれらの点をしっかり考慮した上で最適な方式を選ぶようにしましょう。

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