小牧市・犬山市・岩倉市・一宮市・江南市でお葬式を提供するシオン会館の「お知らせ・お客様の声」ページ

お知らせ・お客様の声

葬儀のいろは
2021.12.03

葬儀の困りごと 搬送先に到着して安置時に困る色々

葬儀で困る事は、本当に色々な場面があると思います。むしろ、困る所ばかりだとさえ言えるのかもしれません。今回のコラムでは、そんな困りごとがたくさんある葬儀のなかでも、実際に不幸が発生し、葬儀社に依頼して死亡場所から搬送していただいた直後、いわゆる「安置」した時に起こり得る困りごとについて、順をおってご説明していきたいと思います。ちょっとした裏話や、実際に起こり得る現実的な心配や問題なども含めながらご説明していきたいと思います。

【目次】
1. 葬儀形式の決定
2. 葬儀規模の予測
3. 葬儀日時の決定(希望)
4. 連絡先の把握
5. まとめ

1. 葬儀形式の決定

搬送先に到着してまず葬儀会社のスタッフに尋ねられるのは、「どんな形式の葬儀をするか?」です。※葬儀搬送の依頼時に尋ねられる場合もあります。
形式とは、まず、大きく分類すると「宗教形式の葬儀」、または「無宗教形式の葬儀」の2択から始まります。
日本の葬儀事情は、実施される葬儀の6~7割程度が仏教形式の葬儀と言われています。仏教形式の葬儀という事は、すなわち「宗教形式の葬儀」に分類されます。もちろん、「宗教形式の葬儀」には、仏教だけでなく、神道(神式)、キリスト教(キリスト式)、創価学会(友人葬)など、様々な宗教の葬儀があります。基本的に、どこかの宗教に信心している・所属しているという方は、その宗教形式の葬儀を行う事が良いでしょう。

そして、宗教形式でも仏教(お坊さんを呼ぶお葬式)の場合、どんな宗派か確認する必要があります。
仏教の場合、それを選択される方は一般的にはお坊さんと既にお付き合いがある方がほとんどだと思いますので、どんな宗派かについてあまり困る事はないと思います。しかし、故人は付き合いがあったけど自分(喪主・依頼者)は付き合いがなく、どこのお坊さんとお付き合いがあったか分からないという方も少なくありません。その他、先祖代々は確かに仏教形式の葬儀をしてきたけど、故人含め自分達は仏教との関わりがないという方も非常に多くいらっしゃいます。
そうした方は、宗派の決定で非常に困る事がありますが、そうした場合は親戚の方に確認するなどの方法が一般的です。しかし、それでも分からない場合は葬儀場スタッフに相談してみると良いでしょう。

2. 葬儀規模の予測

葬儀規模の予測というのは、どれくらい参列者がいるか?という事になります。
まず、遺族親族で何名くらいか、一般参列者(友人・ご近所・会社関係など)で何名くらいかを把握しなくてはいけません。
なぜこの時点でこれが必要になるかと言いますと、理由は大きく2つあります。

一つ目の理由は、参列人数によって会場の選択をする必要があるという事です。最近の葬儀は葬儀場で行う場合がほとんどです。家族葬の増加により、一般的に葬儀に参列する方の人数は減少傾向ではありますが、それでも葬儀の規模は様々です。
「家族葬でやりますので小さい式場で良い」と希望されても、その葬儀に参列する人数が3人なのか、親戚を入れると30人なのかは、家族葬であっても様々なケースがあります。
また、一般参列者がある場合は、どの程度の人数が来て頂けるか予測しなくてはいけません。葬儀は結婚式のように事前に招待状を出して人数を把握する事は困難ですので、予測しているより多少多く見積もる必要があります。
現在の日本の葬儀事情は、高齢化・核家族化が進んだり近所付き合いが稀薄になってきているなどの理由から、従来の葬儀規模ではなく、家族葬が非常に多くの割合を占めるようになりつつあります。

二つ目の理由は、参列者数を把握することによって、正確な葬儀の見積が可能になるということです。葬儀費用について詳しくは割愛しますが、ここで重要なのは、「遺族」「通夜や葬儀だけ参列する親族」「一般参列者」の内訳を把握する事となります。
遺族については、通夜や葬儀はもちろんのこと、火葬場まで同行するような血縁の濃い方という感覚で捉えると良いでしょう。親族については、遺族ほどで血縁は近くないが、通夜・葬儀には親族(親戚)として参列される方になります。そして一般参列者は、通夜や葬儀の「式」にだけ参列される方の事を指します。それぞれの人数を把握することにより、用意しなくてはいけない粗供養品(ソクヨウヒン)[通夜や葬儀の参列御礼]や、香典返し、食事数量の把握が可能になります。また、火葬場に同行される人数によってはマイクロバスの手配が必要になるなど、こういったことについても、人数の把握は重要になってきます。

3. 葬儀日時の決定(希望)

葬儀日時の決定についての困りごとをご紹介します。
葬儀の日時は、次のような要因によって決定されます。
①家族の希望
②式場の空き状況
③火葬場の空き状況
④宗教者の都合

①家族の希望
この中で、一番優先されるべきだと思うけど実は一番後回しになってしまう傾向があります。
もちろん、その他の条件が全く問題なく、家族の希望を最優先できる場合もありますが、そうでない場合は残念ながらその他の事由によって決定されます。

②式場の空き状況
葬儀をその葬儀場で実施したいと思っている場合、当前の話ですが先にそこで葬儀をされる方(先約)が決まっていれば、同日にはできません。複数式場がある葬儀場の場合であれば、空いている式場を使う事ができると思いますが、その場合でも同日開催される他の葬儀時間に重ならないように調整する必要があります。

③火葬場の空き状況
これは、本当にどうしようもない場合が多いです。火葬場の炉が予約でいっぱいで、空くまで火葬が出来ない。つまり、希望の葬儀日時にできないということです。
首都圏を除いた多くの火葬場は公営(市区町村によって運営されている)の所が多いのですが、通常、その運営している地域に居住している住民は火葬料金が安く、そうでない火葬場を使った場合は数倍~10倍程度の火葬料金がかかってしまう事があります。
また、希望の火葬場が空いていないからと、他の火葬場を選択する事もできますが、距離的に非現実的である場合が多く、たいていの場合は火葬場の空き状況で葬儀日時が左右されてしまいます。
やや郊外のエリアでも葬儀が立て込む12月~2月は火葬場が満杯で予約が取れない事があります。
大都市圏では、数日~1週間と長期間予約が取れない事もあるそうです。
葬儀だけ先に済ましておいて、火葬場が空いたら出棺する、という方法も取れなくはないのですが、一般的には予約が取れた火葬の日に合わせて、葬儀を執り行うことが一般的です。家族葬であってもそれは変わりません。

④宗教者の都合
宗教形式の葬儀の場合、導師となる宗教者、つまりお坊さんや神父さん、神主さんが必須になってきます。そういった方々も人間ですから、色々と予定があったり体調不良があったりもします。そのため、家族の方が「〇月〇日に葬儀をしたい」と言っても「その日は予定があって葬儀にはいけません」と宗教者の方に言われてしまう場合もあるのです。もちろん、何よりも優先して頂ける宗教者の方もいらっしゃいますが、そうでない方やそれができない場合もあるのです。

亡くなられた日にちよって、葬儀の日程が変わってくる場合があります。
一番よくある影響が「友引」です。六曜の友引は「友を引く=縁起が悪い」として、友引の葬儀を望まない方が多くいます。また、そんな風習が根強くあるため、多くの火葬場が休館日になっている場合があります。
日本の法律では死亡後24時間経過しないと火葬ができないことになっていますので、この24時間経過したタイミングが友引である場合、意図せず1日~2日葬儀の開催を伸ばさなければいけないことがあります。

また、それとは逆に、ぎりぎり友引の前日に葬儀を実施することができるタイミングであった場合、早く葬儀を行わないということは友引の明けまで葬儀を伸ばすことになるため、大急ぎで葬儀を実施しようとされる方もいらっしゃいます。大切な方との大事なお別れの時間ですから、大急ぎで葬儀を行うことはあまり推奨しませんが、それぞれのご事情があるため、ここでご紹介した様々な要因を考慮して、葬儀の日程を決められると良いでしょう。

4. 連絡先の把握

葬儀の段取りが色々決まっていくと、関係各所に連絡(訃報)をしなくてはいけません。
ここでは葬儀にあたり連絡先で注意した方が良い部分をご紹介します。家族葬の場合は注意ポイントが異なりますので、ご確認ください。
①誰に連絡するか
②連絡する人、しない人の仕分け
③連絡するタイミングについて

①誰に連絡するか
不幸があったことや葬儀の詳細についての連絡は、関係者に連絡をしなくてはいけません。
葬儀が発生した場合、まず、誰に連絡をするのかをまとめてみましょう。
一般的に真っ先に連絡をすべきは家族です。もちろん、逝去の知らせを受けてその場で連絡をしている場合が多いとは思いますが、遠方にいたり、特に海外にいるなどの場合、すぐに葬儀の連絡をすることができない場合もあり、また、時差の問題もあると思います。葬儀についての連絡は一刻を争うものでもありますので、家族にまだ連絡をされていない場合は可及的速やかに葬儀が発生した旨の連絡をしましょう。

次に連絡をしなくてはいけないのは、親戚関係の皆様であると思います。特に故人直接のご兄弟の方などへは、なるべく早いタイミングで連絡をされる方が良いと思います。

次に、土地柄にもよりますが町内(ご近所)や故人の友人、そして会社関係などの関係者になります。
そうした方々へ連絡をしていかなければいけないため、早い段階で連絡先のリストアップや確認を行っておくと良いと思います。
通常の葬儀の場合と家族葬で実施する場合と、実際に連絡するタイミングや方法は多少考慮する部分がありますので、ご注意ください。

②連絡する人、しない人の仕分け
連絡をする人、しない人の仕分けについては、残されたご家族では判断が付かない方も中にはいらっしゃると思います。
例えば、故人が生前親しくしていたであろう友人の方などは、どこまで連絡すれば良いか判断に悩むでしょうし、そもそもご家族は連絡先を知らないかもしれません。
とはいえ、友人の方からすれば、大切な友との最後の別れになるわけですから、基本的に連絡先が分かる方については、全ての方に連絡をする方が良いと思います。
最近は家族葬が主流になり、家族含めた近親者のみでコンパクトに葬儀を行う傾向ですが、故人の葬儀は家族だけのものではなく、友人や関係者にとっても大切な葬儀であり、最後のお別れの場です。その意味でも余程の事情がない限りは全ての方に連絡をとっていただくことが望ましいと思います。

それでは逆に「連絡をしない人」はどんな関係が想定されるかと言いますと、疎遠になっている・絶縁している・これを機に関係を断ち切りたい、そんな関係の方々になると思います。

また、連絡をしなくてはいけない方が高齢+遠方で「知らせれば絶対来ると言われるだろうが、負担が大きいことが容易に想像できる」と思われる場合もあると思います。そうした方は配慮から悩まれると思いますが、できれば「本当は来て頂きたいのはやまやまですが、ご負担も大きいと思いますので、近親者のみでさせて頂きます」とお伝えするのが良いでしょう。

③連絡するタイミングについて
連絡するタイミグについてご説明していきます。
通常の葬儀・家族葬ともに、A逝去時点とB葬儀日時確定時点と連絡を回さなくてはいけません。先述のご連絡先の中で、下記を参考にタイミングを分けて頂くと混乱が少なくて良いでしょう。
下記に、それぞれのタイミングについて少し詳しくご説明していきます。

A.逝去時点での連絡
これについては、基本的には家族のみで良い場合が多いと思われます。亡くなったタイミングにもよりますが、例えば深夜早朝である場合は、どなたも就寝されていると思います。しかし、一番の理由は、その時点では「亡くなったことは伝えられるが、葬儀の日程を伝えられない」ためです。つまり、再度連絡をしなくてはいけないということです。
その為、亡くなったことを可及的速やかに伝えなければいけないくらい関係の濃い方には、すぐに連絡をした方が良いのですが、そうでない方については、少し落ち着かれてからの方が良い場合が多いと思います。

B.葬儀日時確定時点での連絡
これは、基本的に連絡をしなくてはいけない方全てが対象になります。

5. まとめ

搬送先に到着してからも、葬儀については色々な段取りが必要なことがお分かりいただけたと思います。家族葬であっても、多くのことが共通であるため、事前・生前に準備ができる所は整えておくことが大切です。そうは言いましても、葬儀は多くの場合突然やってきます。また、葬儀自体多くの方が初めてのことであり、多くても人生のなかで葬儀の主催者側を務めるのは2回程度です。事前に相談や決め事をしておくことをお勧めします。

シオン倶楽部 会員特典
シオン倶楽部入会フォームへ