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葬儀のいろは
2021.11.25

葬儀で使う木魚の意味とは

木魚と聞くと、葬儀にお坊さんがお経と一緒にポクポクと鳴らしている、木製品で丸い形の中心が空洞になっているところを思い浮かべませんか。しかし、なぜ丸い形なのに「木の魚」なんでしょう。ここでは木魚の由来や意味をご紹介いたします。

【目次】
1. 木魚とは
2. 木魚の由来
3. 木魚の音
4. 読経中に木魚を鳴らす意味
5. まとめ

1. 木魚とは

実物は丸いのに「木の魚」と書く木魚。もともとは「魚板(ぎょばん)」と言われている平らな魚の形をしていました。古くは江戸時代初期に隠元禅師が伝えた「開梆(かいぱん)」や「魚梆(ぎょほう)」が、木魚の原型と言われています。材料は桑などの木材でできており、口には煩悩を意味する珠を咥えています。時間を知らせるための鳴り物として使われていました。おなかには切れ目があり、中は空洞になっています。魚板をたたくのは体の中にある煩悩を吐き出させる為の意味があったそうです。
魚板は黄檗宗や曹洞宗の寺院に行くと廊下に吊り下がっている事があります。しかし、なぜ魚が選ばれたのでしょう。魚は昼夜目を閉じない為、不眠不休を表していたと言われています。これに修行僧をあてはめ、「魚の様に昼夜、寝る間を惜しんで修行に励むように」と戒めとして魚板(開梆)を打つとのことで魚が選ばれました。魚の種類では「鯉」「鯱」「鯰」がありますが、そのほか、中国の故事「登竜門」にのっとった体が魚で頭が龍の形をした「龍頭魚身」もあります。
 

2. 木魚の由来

 木魚は1397年の室町時代からあったと言われています。その後、江戸時代に本格的に使用されました。和尚が鈴の形をした木魚を呼鐘として使用していたり、乞食僧が木魚を叩きながら歩いていたそうです。木魚は僧侶が読経をする時に打ち鳴らしリズムを整えたり、眠気覚ましの意味もあります。魚を模しているのは、魚が目を閉じず、かつては眠らないものと信じていたことに由来しています。また、念仏を唱えるときに邪魔しない為の裏打ちで木魚を打っていたとの話もあります。

3. 木魚の音

現代の木魚は丸い形をしており、中は空洞になっており、横一文字に細長い穴が開いています。木魚は僧侶の読経の時だけでなく、歌舞伎などで打楽器として使われる事もあります。打楽器の分類では体鳴楽器とされ、細長く木製の木魚を「ウッドブロック」と言ったり、大小の木魚を使って音階を表現する「テンプルブロック」や「チャイニーズブロック」があります。現代ではクラッシックやジャズに取り入れられています。
ウッドブロックは高温で硬く鋭い音がしますが、テンプルブロックは木魚ならではの「ポクポク」というまろやかで柔らかい音が表現されます。

4. 読経中に木魚を鳴らす意味

葬儀の読経中に僧侶がポクポクと木魚を鳴らしています。これは3つの意味があり、1つ目は、木魚は体の煩悩を吐き出す意味もある為、精神統一の為に鳴らしています。故人を供養する大切な時間は日常の喧噪を忘れ、心を無にする時間にする事が大切です。2つ目は眠気覚ましの為と言われています。読経は一定のリズムで単調な為、葬儀の準備や親族や会葬者への気疲れで、ふと眠気に襲われる時もあります。木魚のモチーフである魚は、昼夜問わず目を開けているということから葬儀に立ち会っている全員で故人の供養を勤しみましょう。という意味が込められています。3つ目は読経の僧侶がリズムを壊さない様に、メトロノームのように一定のリズムで鳴らします。早口になったり遅くなったりしない様に安定したお経を唱える為に使用されます。

5. まとめ

木魚は良い音を出すために彫った木を3年から10年の間、乾燥させる必要があります。その為、現在、日本製の木魚は少なくなってきており、ほとんどが安価な中国製の木魚が使われているそうです。

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