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葬儀のいろは
2022.09.22

カトリックは手元供養できない理由とは?

カトリックとは、キリスト教の宗派の一つです。日本では、仏教の教えに沿った葬儀が主流のため、キリスト教の葬儀に関することは分からないという方が多いでしょう。代表的なカトリックの教えとしては、手元供養ができない点があります。この規定の背景には、カトリックの歴史が関係しているのです。

今回の記事では、カトリックの歴史にも触れながら、カトリックにおける供養の考え方に迫っていきたいと思います。

【目次】
1. カトリックとプロテスタントにおける、葬儀の違い
2. カトリックで手元供養ができない理由
3. カトリックでは、家庭祭壇を設ける方法がある
4. まとめ

1. カトリックとプロテスタントにおける、葬儀の違い

仏教で、宗派によって作法の違いがあるように、カトリックとプロテスタントにも葬儀の違いがあります。

例えば、司祭(聖職者)のことを、カトリックでは神父と呼ぶのに対し、プロテスタントでは牧師と呼びます。また、カトリックでは、教会にある十字架にイエス・キリストが架けられていますが、プロテスタントでは十字架のみで、イエス・キリストは見られません。信仰に関しても、カトリックでは聖書と聖伝(伝統的な言い伝え)を信仰していますが、プロテスタントでは聖書のみを信仰しています。この2つの宗派は、もともと1つの宗派(カトリック)でしたが、16世紀前半の宗教改革によって分裂したのです。

2. カトリックで手元供養ができない理由

カトリックの教えの中で、「人は肉体も魂も全て復活する」というものがあります。これによって、遺体を火葬するのではなく、土葬することで遺体の神聖さを表そうとしているのです。しかし、1963年に第2バチカン公会議で規則が緩和されたことにより、火葬の前に葬儀であるミサを行うことで、火葬が容認されるようになりました。

近年では、規則緩和に加えて、社会的・経済的な理由からも火葬が増えていると言われます。カトリック信者が多いとされるヨーロッパ諸国でも、火葬率は年々増加しています。

2016年に、ローマ法王庁は火葬の新しい指針を発表しました。これによると、カトリック信者の遺体を火葬した後に、遺骨や遺灰を海にまいたり自宅に置いたりしてはいけないという内容になっています。遺骨と遺灰は、カトリックにふさわしい場所である墓地などの神聖な場所に収めるとし、それ以外の方法で保管することを認めない方針を発表したのです。

墓地以外の場所での保管ができないということは、手元供養ができないことに繋がります。

3. カトリックでは、家庭祭壇を設ける方法がある

カトリックを含むキリスト教は、教会での礼拝が主体ですが、いつでも自宅で礼拝したい場合には家庭祭壇を設ける方法があります。

遺骨を置くことはできませんが、仏教における仏壇と同じような役割を果たします。キリスト教徒の方の中には、仏壇の中身を全て外して十字架を立て、家庭祭壇に仕立てる方もいらっしゃるとのことです。レイアウトに決まりはありませんので、故人の写真や花を飾ったり、十字架と燭台のみ飾ったりしながら日々のお祈りを捧げる空間とすることができます。手元供養と同じように、故人をいつも近くに感じたい方におすすめの供養方法です。

祭具の飾り方が、カトリックとプロテスタントでは一部異なりますので、飾る際には注意が必要です。カトリックでは、キリスト像を刻んだ十字架を中央上部に飾り、その下に遺影、左右もしくはどちらかに燭台、花立て、マリア像などを飾ることが一般的です。

4. まとめ

キリスト教は、仏教と作法が異なる部分が多いため、最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、故人を思う気持ちはどちらも変わりません。故人との思い出を振り返りながら、日々のお祈りができるといいでしょう。

関連記事:
https://www.cnn.co.jp/world/35091136.html
https://www.afpbb.com/articles/-/2240454
https://www.sankei.com/column/news/161218/clm1612180005-n1.html

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